丸実における山のしごとのプロセスをご紹介しています。
現地調査や測量などを基に森林整備計画を立案し補助金申請などを経てから、実際の整備作業がスタートします。
1)作業道の整備

森林整備の第一歩は、山に作業道をつけること。この道がとても重要です。ところから始まります。
伐採した樹木を効率よく切り出すために重機が往復できるようにすることが欠かせません。
この作業道の整備は、山が利益を生み出す「宝の山」に変える大変重要な生産基盤と考えています。その後も使えるように計画的に作業道を作成します。
持ち山を「宝の山」に変える方法についての解説はこちら。
2)間伐(保育のための不要木の伐採・搬出)

育成している樹木がさらに成長していくと、樹木同士が枝をはり、日光があたらなくなりそれぞれの生育を阻害するようになります。そのため抜き伐りをして日当りをよくして本数を調整する作業を行います。場所によっては新年度に何回も間伐を行うことがあります。
3)主伐

山主さまの依頼により伐採時期を迎えた木を伐り精算します。
4)植林

伐採跡地に新たに木を育てるために、苗木の植付けの作業を行います。その植付けを行う前には、必要に応じて伐採した後の枝葉やササ等の整理を行います。ご希望の苗木を植えることが可能な場合もあります。
5)下刈り(雑草木の除去)

植え付け後の数年間は、周りの雑草木の成長が盛んとなります。放置していると育成している木への日当たりが悪くなったり、つるが巻き付いて木の幹を締め付けてしまうこともあり、成長が阻害されるます。
これらのことから樹木を守るために、雑草木や不要なつるを刈り払う作業を行います。
6)除伐(不要木の除去)

荒廃林に至らずとも、不要な樹木が大きくなり目的としている樹木の生育を阻害している場合があります。このような不要木を伐るとともに、成長が悪い木などを伐る作業を行います。
7)更新伐採

育成複層林の造成や人工林の広葉樹林化の促進、天然林の質的・構造的な改善を目的として、雑木林の伐採を行います。また抜き伐りや群状伐採等の作業も行います。