林内の作業道に立つ、有限会社丸実 代表取締役 岸本一夫

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MESSAGE FROM THE FIELD

木を伐る会社ではなく、
森の次をつくる会社へ。

山を預かるとは、50年、100年先の地域を預かることだと考えています。

30秒で分かる代表メッセージ

長文の前に、考えの芯だけ置きます。

01

丸実は、森林経営計画、路網、伐採・搬出、木材利用、再造林までを、一つの仕事として捉えています。

02

人口が減る地域でも森林を管理し続けられるよう、現場の経験に、機械、地図、データ、AIを重ねていきます。

03

目指すのは、木を伐って終わる林業ではなく、次の森林と地域産業をつくる林業です。

村上市内の林内。代表が作業道を歩く、無音の短い映像です。
数字で見る意志

面積は目的ではなく、続けられる仕組みの証拠です。

約1,500ha 現在の森林経営計画管理面積 実績値 基準 2026年9月
3,000ha 管理面積の目標 目標値 これから広げる面積
50–100 YEARS 森林経営で見る時間軸 理念上の時間 世代をまたぐ仕事
01

山の時間で考える

林業の成果は、今日の生産量だけでは測れません。

私たちがいま伐っている木は、何十年も前に、誰かが植え、育て、残してくれた木です。そして、いま私たちが残す木、植える木、つくる道が、次の世代の仕事と地域の景色を決めていきます。

だから私は、山を預かることを、未来を預かることだと考えています。

木を伐ることだけが仕事ではありません。どの木を伐り、どの木を残すのか。どこに道をつけ、どのように木を運び、何に使い、次に何を植えるのか。

その一つひとつを考え、判断し、最後までつなげることが、林業会社の責任です。

山を預かることは、未来を預かること。

02

人口が減る時代に、森林の守り方を変える

地域では、山主の高齢化、所有者や境界の不明確化、林業従事者の不足が進んでいます。

人口が減るなかで、これまでと同じ人数、同じ方法、同じ仕組みのまま、すべての山を管理し続けることはできません。

だからこそ、森林の状態を把握し、優先順位をつける必要があります。

木材生産を進める山、災害防止を優先する山、生物多様性や水源を守る山、自然の力を活かしながら見守る山。すべての山を一律に扱うのではなく、地形、資源量、路網、地域との関係を見ながら、山ごとの役割を考える。

限られた人、機械、資金を、本当に必要な場所へ集中することが、これからの森林経営には必要です。

これは山を諦めるということではありません。将来にわたって管理を続けるために、守り方を変えるということです。

すべてを同じ方法で守るのではなく、山ごとに、最も良い未来を考える。

持ち山の管理について
03

経験に、データと技術を重ねる

山の仕事では、地形、土、水、木の状態を読む現場の経験が欠かせません。

一方で、経験と勘だけに頼る林業のままでは、これからの人手不足には対応できません。

丸実は、高性能林業機械、GIS、ドローン、位置情報、通信、AIなどを、現場の仕事につなげていきます。

技術を導入する目的は、流行に乗ることではありません。危険な作業を減らすこと。少ない人数でも安全と品質を維持すること。山林の情報や施業の記録を残すこと。山主さまに、ご自身の山で何が行われたのかを分かりやすくお伝えすること。

そして、社員が単純な作業に追われるのではなく、人にしかできない判断や技術に集中できる環境をつくることです。

新しい技術と、現場で積み重ねてきた技術。その両方を使い、次の林業をつくっていきます。

技術は、人を消すためではなく、危険を減らし、人の判断を強くするために使う。

丸実の技術と森林DX
04

一本の木の価値を、最後まで活かす

山から出る木は、すべて同じではありません。

まっすぐな木、曲がった木、太い木、細い木。針葉樹と広葉樹でも、適した用途は異なります。

製材、合板、チップ、薪、ホダ木、菌床原料、エネルギー。木の特徴に合った販売先と使い方を増やすことで、一本の木から生まれる価値を高めることができます。

林業は、伐採だけで成り立つ仕事ではありません。森林経営計画を立て、道をつくり、木を伐り、選別し、運び、使っていただき、伐採後に再び木を育てる。その一連の流れがつながって初めて、森林の循環が成り立ちます。

丸実は、木を伐って終わる会社ではなく、木の行き先と次の森林まで考える会社でありたいと思っています。

伐採ではなく、森林資源の循環を仕事にする。

木材の行き先と資源循環
05

3,000haの先にあるもの

現在、私たちは約1,500haの森林経営計画を管理し、将来は3,000haまで管理面積を広げることを目標としています。

しかし、面積を増やすこと自体が目的ではありません。

一定の区域をまとめて管理することで、路網を合理的につくり、機械を効率的に動かし、木材を安定して供給し、人材と設備へ継続的に投資できるようになります。

山主さま一人ひとりの森林を、地域全体の森林経営へつなげること。それによって、山主、社員、木材を使う工場、地域社会のそれぞれに、長期的な価値を生み出すこと。

それが、私たちが3,000haを目指す理由です。

規模を追うのではなく、持続可能な森林経営を成立させるための基盤をつくる。その先に、林業だけにとらわれない、新しい地域産業も生まれると考えています。

3,000haは、規模の目標ではなく、森林経営を続けるための基盤です。

丸実の事業と目標

私たちは、先人から山を受け取り、次の世代へ渡す途中にいます。

渡すときに、少しでも良い状態にする。木が育ち、仕事が生まれ、地域の暮らしと産業につながる山にする。

そのために、現場の技術を磨き、機械とデータを活用し、木の使い道を増やし、人を育てていきます。

遠い未来を考えながら、今日の仕事を確実に積み重ねる。
丸実は、これからも、森の次をつくる会社であり続けます。

作業道の上から樹冠を見上げる岸本一夫
署名

有限会社丸実 代表取締役 岸本 一夫

2026年9月

村上市桃川を拠点に、森林経営計画、路網、伐採・搬出、木材利用、再造林までを一つの仕事として預かっています。山主さまの持ち山を、次の世代へ渡せる状態にすることが、代表としての立場です。